東ティモールの美しい風景

留学体験談

12日間の貴重な体験

日本財団ボランティアセンターの皆様へ

この東ティモール留学プログラムは、日本財団ボランティアセンターの皆様のご支援により実現することができました。貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。

現地での活動を通じて、国際協力の重要性と、一人ひとりの力が世界を変える可能性を学ぶことができました。この経験は私の人生においてかけがえのない財産となっています。

竹内 音碧

留学プログラム概要

期間

12日間(2024年)

場所

東ティモール・ディリ

主な活動

フリースクールでの授業支援

協力団体

ピースウィンズ・ジャパン、JICA、SHARE

日記エントリー

12日間の体験を振り返る

1日目 誕生日

出発の日 - 誕生日の特別なスタート

成田 → バリ(デンパサール)

8:30 成田空港第1ターミナル北ウイング集合・チェックイン
11:00 成田空港発
17:25 デンパサール国際空港着
18:45 ホテル到着
19:00 夕食

今日の感想

インドネシアで1日トランジット滞在。誕生日(9月28日)をバーで祝ってもらい、歌手にハッピーバースデーを歌ってもらいドリンク無料。初日から楽しく充実した日だった。成田空港での集合から始まり、長いフライトを経てデンパサールに到着。異国の地での誕生日は特別な思い出になった。現地の人々の温かさを感じ、これから始まる東ティモールでの体験への期待が高まった。国際的な環境での交流の大切さを実感し、言葉の壁を越えたコミュニケーションの可能性を感じた。この日から、12日間の貴重な旅が始まったことを実感し、一人ひとりの小さな行動が大きな変化をもたらす可能性を学んだ。

2日目 クリストレイ

東ティモール到着 - 大統領気分で滑走路に降りる

デンパサール → ディリ(東ティモール)

6:00 朝食
6:45 ホテルチェックアウト
9:30 デンパサール発
12:20 プレジデンテ・ニコラウ・ロバト空港着、入国手続き、SIMカード購入
14:00 ティモールプラザ見学
15:30 クリストレイ訪問(丘登り)
17:00 ホテルチェックイン
19:00 夕食・交流会

今日の感想

滑走路に直接降りる形式で大統領気分。湿度が少なく快適。子どもたちが話しかけてくれて楽しい時間。丘の景色が最高だった。デンパサールから東ティモールのディリに到着し、プレジデンテ・ニコラウ・ロバト空港で入国手続きを済ませた。空港から見える景色は、日本とは全く異なる美しい自然に満ちていた。ティモールプラザでは現地の雰囲気を感じ、物価の違いに驚いた。クリストレイでは丘を登り、圧倒的な景色に感動した。現地の子どもたちが積極的に話しかけてくれて、言葉の壁を感じながらも心で通じ合うことを体験した。東ティモールの自然の美しさと人々の温かさを感じ、これからの活動への期待がさらに高まった。異文化理解の第一歩を踏み出し、国際協力の現場に立つことの意味を考え始めた。

3日目 フリースクール

フリースクール活動開始 - 初めての授業

フリースクール活動

7:30 朝食
9:00-10:30 授業(バルーンアートで犬を制作)
10:30-11:30 昼食・休憩
14:00-16:00 Chega博物館訪問
17:00 フリータイム
18:00 夕食

今日の感想

初めての授業で緊張。子どもたちは6〜12歳でまとめるのが大変だったが、喜んでもらえて嬉しかった。博物館では占領の歴史を学び、平和の尊さを感じた。フリースクールでの初授業では、バルーンアートで犬を制作する活動を行った。年齢の異なる子どもたちをまとめることの難しさを実感し、教育の現場での工夫の重要性を学んだ。子どもたちの笑顔と好奇心に満ちた目が印象的で、純粋な喜びを感じることができた。午後のChega博物館訪問では、東ティモールの占領時代の歴史について深く学んだ。展示されている資料から、人々が経験した苦難と不屈の精神を感じ、平和の尊さを改めて実感した。教育の力と歴史の重みを同時に体験し、国際協力の意義について深く考える一日となった。子どもたちとの交流を通じて、言葉を超えた心のつながりの大切さを学んだ。

4日目 PWJ

フリースクール & PWJ講演 - コーヒーテイスティング体験

フリースクール & PWJ講演

7:30 朝食
9:00-10:30 授業
10:30-11:30 昼食
14:00-16:00 ピースウィンズ・ジャパン講演(フェアトレードコーヒー事業)
17:00 ホテル着
18:00 夕食

今日の感想

コーヒーのテイスティング体験。丁寧に作られたコーヒーの味の違いを実感。フリースクールでの授業に続き、ピースウィンズ・ジャパンの皆様から貴重なお話を伺った。フェアトレードコーヒー事業について詳しく学び、国際協力の現場での具体的な取り組みについて理解を深めた。コーヒーのテイスティングでは、丁寧に作られたコーヒーの味の違いを実感し、品質の高さに驚いた。現地の人々の生活向上と持続可能な開発について考えさせられた。PWJの活動を通じて、国際協力が単なる支援ではなく、現地の人々と共に歩むパートナーシップであることを学んだ。コーヒー産業が地域経済に与える影響の大きさを実感し、フェアトレードの意義について深く理解した。この日を通じて、国際協力の多様性と複雑さを学び、自分自身の活動への新たな視点を得ることができた。

5日目 フリースクール

フリースクール最終日 - ソーラン節で全力投球

フリースクール最終日 & JICA講演

7:30 朝食
9:00-10:30 授業(ソーラン節披露)
14:00-16:00 JICA講演(欠席)
16:20 ホテル着
18:00 夕食

今日の感想

授業で全力を出しすぎて熱中症に。JICA講演は休養のため欠席。フリースクールでの最終日、ソーラン節を披露して子どもたちに日本文化を紹介した。全力で踊り、子どもたちの笑顔を見ることができて嬉しかったが、その後の熱中症で体調を崩してしまった。JICA講演は休養のため欠席せざるを得なかったが、この経験から自分の限界と体調管理の重要性を学んだ。子どもたちとの最後の授業では、文化の違いを超えた交流の素晴らしさを実感した。ソーラン節を通じて、日本の文化を現地の子どもたちに伝えることの意義を感じた。体調管理の大切さと、無理をしすぎることの危険性を身をもって体験した。国際協力においても、持続可能な活動のためには自分の健康を第一に考える必要があることを学んだ。この日の経験は、今後の活動において重要な教訓となった。

6日目 SHARE活動

SHARE活動 - ベサヘ小学校でのテント泊

SHARE活動(ベサヘ小学校)

7:00 朝食
8:00-9:30 メティナロへ移動
9:30-10:00 セレモニー・挨拶
10:00-11:30 授業(バルーンアート)
12:30-14:30 フェンス修理
15:30-18:00 食事・寝床準備・水浴び
18:00-20:45 夕食 & 映画上映「LIFE GOES ON」
22:30 就寝

今日の感想

電波のない環境でスマホなし生活。現地の子どもたちの働きぶりに感心。子どもに告白されるハプニングも。テント泊で一夜を過ごした。SHAREの活動でベサヘ小学校を訪問し、メティナロでの貴重な体験をした。電波のない環境でスマホなしの生活を体験し、現代社会への依存度の高さを実感した。現地の子どもたちの働きぶりに感心し、彼らの責任感と協調性を学んだ。バルーンアートの授業では、子どもたちの創造性と学習意欲の高さに驚いた。フェンス修理では、現地の人々と一緒に汗を流し、協力することの大切さを体験した。子どもに告白されるというハプニングもあり、現地の人々との距離の近さを感じた。テント泊では、自然の中で過ごすことの素晴らしさを実感し、映画「LIFE GOES ON」を通じて東ティモールの歴史について深く学んだ。この日を通じて、現地の人々との真の交流の意味を理解し、国際協力の本質について考えさせられた。

7日目 サッカー交流

Jリーグサッカー交流 - 元プロ選手との交流

SHARE & Jリーグサッカー交流

7:00 朝食
9:30-11:45 サッカー教室・健康スクリーニング
14:30-16:30 交流食事会(Jリーグ / JICA / SHARE)
17:00 ホテルフリータイム
19:00 ホテル集合

今日の感想

元Jリーガーとサッカー交流。地元の子どもたちが大喜び。JリーグとSHAREの連携によるサッカー教室に参加し、元プロ選手との交流を体験した。サッカー教室では、地元の子どもたちが元Jリーガーの指導に目を輝かせて取り組む姿が印象的だった。健康スクリーニングでは、現地の医療状況について学び、スポーツを通じた健康促進の重要性を理解した。交流食事会では、Jリーグ、JICA、SHAREの各団体の代表者と話す機会を得て、国際協力の多様なアプローチについて学んだ。スポーツが持つ力の大きさを実感し、文化や言語の壁を越えた交流の可能性を感じた。元プロ選手の技術指導を通じて、スポーツ教育の質の高さと、子どもたちへの影響力の大きさを学んだ。この日を通じて、スポーツを通じた国際協力の有効性と、現地の人々との心のつながりの大切さを深く理解した。

8日目 元大統領補佐官訪問

元大統領補佐官訪問 - 平和への情熱を感じる

SHARE & JICA & Jリーグ & 元大統領補佐官訪問

7:00 朝食
9:00-11:00 サッカー教室
14:30-17:00 元大統領補佐官ベラ氏宅訪問
18:00 夕食

今日の感想

ベラ氏の体験談から平和への情熱を感じ、深い感銘を受けた。午前中はサッカー教室に参加し、子どもたちとの交流を続けた。午後は元大統領補佐官ベラ氏の自宅を訪問し、貴重な体験談を伺う機会を得た。ベラ氏から聞いた東ティモール独立運動の歴史と、平和への強い情熱に深く感動した。彼の言葉から、平和を実現するために必要な努力と犠牲について学んだ。現地の人々が経験した苦難と、それでも希望を失わなかった強さを感じた。ベラ氏の体験談を通じて、政治的な立場を超えた人間としての尊厳と、平和への願いの普遍性を理解した。この日を通じて、平和構築の複雑さと、一人ひとりの行動が歴史を動かす力を持つことを学んだ。国際協力においても、現地の人々の声に耳を傾け、彼らの経験から学ぶことの重要性を深く理解した。

9日目 フィールドワーク

フィールドワーク - 現地活動の総括

フィールドワーク

7:00 朝食
9:00-17:00 フィールドワーク
17:00 ホテル集合
夕食・振り返り 夕食・振り返り

今日の感想

現地での活動を総括。チームで振り返りを行い達成感を共有。フィールドワークを通じて、これまでの活動を総括し、学んだことを整理する機会を得た。現地での様々な体験を振り返り、国際協力の意義について深く考える一日となった。チームメンバーと共に振り返りを行い、それぞれが感じた学びや気づきを共有した。この過程で、多様な視点から同じ体験を見ることの重要性を学んだ。現地の人々との交流、教育活動、歴史学習など、様々な活動を通じて得た経験を統合し、自分なりの理解を深めることができた。夕食時の振り返りでは、12日間の活動の意義と、今後の自分にできることについて話し合った。この日を通じて、体験を振り返り、学びを整理することの大切さを実感した。国際協力においても、継続的な学習と振り返りが重要であることを学び、今後の活動への指針を得ることができた。

10日目 国際機関見学

国際機関見学 - 国際協力の意義を再確認

UNV・日本大使館・JICA見学

7:00 朝食
8:30 UNV講演
10:45 日本大使館訪問
14:00-16:00 JICA活動場見学
18:00-20:00 夕食・振り返り会

今日の感想

国際機関の活動を直接見て、国際協力の意義を再確認。UNV講演では、国連ボランティアの活動について詳しく学び、国際協力の現場での具体的な取り組みについて理解を深めた。日本大使館訪問では、外交の現場を間近で見ることができ、国家間の関係と国際協力の複雑さを学んだ。JICA活動場見学では、日本の国際協力の実際の現場を視察し、技術協力と人材育成の重要性を実感した。夕食時の振り返り会では、これまでの体験を踏まえて、国際協力の多様性と複雑さについて深く議論した。各機関の役割と連携の重要性を理解し、国際協力が単一のアプローチではなく、多面的な取り組みであることを学んだ。この日を通じて、国際協力の現場で働く人々の情熱と専門性に感銘を受け、自分自身の将来についても深く考える機会となった。国際協力の意義を再確認し、今後の活動への強い意欲を得ることができた。

11日目 バリ観光

帰国準備 & バリ観光 - 美しい海と伝統舞踊

帰国準備 & バリ観光

7:00-8:00 朝食
10:00 ホテルチェックアウト
13:20 ディリ発 → デンパサール着
15:30 ムラスティビーチ観光
18:00 ケチャックダンス鑑賞
20:00 夕食
0:20 デンパサール国際空港発

今日の感想

美しい海と伝統舞踊を楽しみ、充実した締めくくりの日となった。東ティモールでの活動を終え、バリでの観光を通じて旅の締めくくりを迎えた。ムラスティビーチでは、美しい海と自然の素晴らしさを再確認し、東ティモールでの体験を振り返る時間となった。ケチャックダンス鑑賞では、インドネシアの伝統文化に触れ、文化の多様性と美しさを実感した。この12日間の旅を通じて、アジアの多様性と豊かさを肌で感じることができた。夕食では、同行者たちと共に旅の思い出を語り合い、それぞれが得た学びを共有した。深夜のフライトで日本に向かう中、東ティモールでの貴重な体験が自分に与えた影響について深く考えた。この旅を通じて、国際協力の意義、文化の多様性、人と人とのつながりの大切さを学んだ。美しい自然と伝統文化に触れながら、充実した締めくくりの日を過ごすことができた。

12日目 帰国

帰国 - 学びと感動に満ちた旅の終わり

帰国

8:50 成田空港着
9:30 解散

今日の感想

無事に帰国。学びと感動に満ちた12日間の旅が終わった。成田空港に到着し、12日間の東ティモール留学プログラムが正式に終了した。この旅を通じて、国際協力の現場を実際に体験し、現地の人々との交流を通じて多くのことを学んだ。子どもたちの笑顔、現地の人々の温かさ、そして平和への想いを肌で感じることができた。フリースクールでの授業、SHARE活動、国際機関の見学など、様々な活動を通じて国際協力の多様性と複雑さを理解した。元大統領補佐官ベラ氏の体験談からは、平和構築の困難さと重要性を学んだ。この12日間は、私の人生観を大きく変える貴重な経験となった。国際協力の意義、文化の多様性、人と人とのつながりの大切さを深く理解し、今後の活動への強い意欲を得ることができた。現地で出会った人々の温かさと、子どもたちの笑顔は忘れることができない。この経験を糧に、より良い世界を作るために自分にできることを考え、行動していきたい。

学びと気づき

12日間で得た貴重な経験

人とのつながり

言葉の壁を越えて、心で通じ合うことの大切さを学びました。子どもたちの純粋な笑顔から、人と人とのつながりの素晴らしさを感じました。

国際協力の意義

現地での活動を通じて、国際協力が単なる支援ではなく、相互理解と共に歩むことであることを学びました。

新たな視点

異文化に触れることで、自分の価値観や考え方を見直す機会を得ました。多様性の大切さを実感しました。

成長への決意

この経験を糧に、より良い世界を作るために自分にできることを考え、行動していきたいと思います。